誰もダウンロードしてくれない。
Unityを勉強し始めて、なんとかゲームを作り上げました。
勉強を作り始めた時を思えば、「よくここまできたもんだ……」というのが感想ですが、いざ公開してみると……
誰もダウンロードしてくれない。
(ガチの0人)
そもそも、検索しても検索結果すら出ない!!
↓ダウンロード数が1桁。
検証に協力してくれている身内しかダウンロードしていません!!!!
こんなに厳しいものだとは……
Google Playストアに掲載しても、自然流入は全く期待できないようです……
ちなみにどんなゲームかというと、トイレがトイレットペーパーで敵を倒すという謎のゲームです。
つくっておいてなんなんだけど……
変なゲーム作ったなぁ……
そして0ダウンロード……
得られた教訓としては、Google Playストアの宣伝力は0ということ。
ある程度人気になって「シューティング」とかメジャーなワードで上位に上がればワンチャンあるけど、そうでなければ自然流入はゼロ。
雰囲気的に新着にも載らなかったんじゃないかな。
ストアの外でそれなりの広報力がないとにっちもさっちもいかないって事か……
せっかくなので0ダウンロードのゲームを作った自分がゲームを作ってみた感想を書きたいと思います。
どんなゲームをつくったのか?
トイレが空を飛んで、トイレットペーパーで敵を倒していく短いゲームです。
パワーアップ要素もあるけど、難易度低めなので、場合によっては一時間もせずにクリアできそう。
Unityの勉強中にふと「航空写真をスクロールしながら雲を流せば空を飛んでいる雰囲気になるかな?」と思って試した見たところ、思った以上にそれっぽくなったので、「これで一本作ってみよう」と思ったのがきっかけです。
さくっと作るつもりが……かなりの手間がかかりました……
売りは?
売りというか、こだわったところはいくつかあります。
簡単操作
左右のスワイプ操作だけでプレイできます。
複雑な操作は一切ないです。
←弾は自動で出る。左右にスワイプするだけ。
ぬるぬる感
最初の状態だと雲が重くて手持ちのスマホではフレームレートがかなり低くなってしまいました。
工夫して負荷を低減して、そこそこのスマホでも60fpsで動くようにしました。
トイレがぬるぬる動きます。
そして、動きがカクカクしないようにトイレの挙動に慣性を持たせてあるので、そこもぬる~っと気持ちよく動きます。
ぬるぬる感についてはかなりこだわりました。
音楽
ゲームを開発するに当たっていろいろフリー素材を調べたのですが、なんとまぁ神BGMの多いこと。
空を爽快に飛ぶというシチュエーションにあった素材を選んでBGMにしました。
ステージごとにBGMが変わって雰囲気が変わります。
お気に入りのBGMでゲームを作れて本当によかったです。
割と簡単にクリアできるので、最後のBGMまで全部聞いてもらいたい!
あとは、クリアするとハードモードに挑戦できるようになります。
敵が自分に向かってくるようになるので、ゲーム性がかなり変わります。
そこまで到達してくれる人がいるといいんだけど・・・
評判は?
プレイしてくれた身内にはそこそこ好評です。
でも、全くダウンロードされないから、身内以外の人は誰も触っていないんだよね……。
それなりに遊べるゲームにはなっていると思います。
はじめてゲーム開発をしてみた感想は?
かなり前にRPGツクールでゲームを作ろうとして挫折したことがあったのですが、まともにゲームをつくってリリースするのはこれが初めてです。
いろいろ思うことがあるので書き出してみます。
Unityと和解せよ!
有名なので知っている方も多いと思いますが、Unityというゲーム開発ツールを使いました。
これが最初のとっつきが悪すぎて……。
今ではそこそこ使えるようになりましたが、最初は本当に絶望的でした。
「俺、こんなの使えるようになれないんじゃないかな……」と思った回数は数知れず。
なんとかなってよかった。(でも0ダウンロード)
モデルや音楽を探すのも意外と大変
プログラミングが大変だというのは誰でも想像できると思うのですが、素材探しも意外と大変でした。
音楽も視聴するだけで時間がかかりますし、聴きすぎると自分の中の「神曲判定」がバグります。
つまり、日数をかけてゆっくりえらんでいくしかない。
そして、3Dモデルもいいものを探そうとすると一週間なんてあっというまに吹き飛びます。
素材探しは想像以上に疲弊しました。
バランス調整で死ぬ
おそらくこのゲームをやった人は、バランスについて特になんとも思わないと思います。
「いいバランス」だとも思わず「めちゃくちゃ悪いバランス」だとも思わず、「ふーん、まぁこんなものか」と思うでしょう。
でも、調整する側に回ってみると、これがめちゃくちゃにきっついんです。
最初はUnityエディタ内の数値をいじる方式(Unityを使っている方にしか分からないと思いますが「ScriptableObject」のこと)で作っていたのですが、作るのは簡単なのですが調整が難しい。(画面を切り替えまくらないといけない)
そこで敵のHPなどをCSVで書いておいて、それを読み込む方式に変更することにしました。
そのおかげで編集はしやすくなったのですが、システム大改修でものすごく手間がかかりました。
そしてバランスに正解がないので非常に苦しみました……
Admob(広告)で沼にはまる
こういう無料アプリではGoogleが出しているAdmobという広告プラットフォームを使います。
これがないと収益がでないので最重要です。
しかし、非常に罠が多くて、はまるポイントが多いです。
まず、ちょっとした手違いでプロジェクトまるごとぶっ壊れます。Unity環境もぶっこわれます。
これのせいでUnityまるごと再インストールする羽目になりました。
しかも、動くようになった後も原因不明のエラーがいろいろ出て……(死;
トラブルにぶち当たりまくって、経験値が溜まりました。
追記 22/8/22
うごいていた広告が突然動かなくなりました!
もう本当にAdmobはトラブルが多すぎる・・・
Google Play ストアの公開
ゲームがある程度出来上がったら、ストアに公開するわけですが、ここでも罠が一杯です。
ビルド設定が違うとそもそもストアに上げられなかったり、謎の設定があったり、プライバシーポリシーとか作らないといけなかったり……。
手順が多くて結構精神削られました。
ほんと、ゲームを作り上げるのも大変ですが、公開するのも大変です。
公開用にいろんなスクショを用意しました。
アヒルが出てきたり、変なゲームでしょ?
その他・バグ
ゲームが長時間プレイで落ちる問題が発生しました。
メモリリークなどを疑った物のそんな様子はなく……。
そして自分の端末で発生しないので確認にも限界があります(個人の物量の限界)
しかたなく、ステージごとに自動セーブする機能を追加実装しました。
プログラムの大改造になってきつかったし、機種ごとの差異があってつらい。
そんな0ダウンロードのゲーム、「空飛ぶトイレ」は↓です。
せめて、1ダウンロードぐらいされたい。