プロットに詰まったときに、「なにかもう一つアイディアが欲しい!」となります。
そのときに使える公式集です。
あなたの作品の登場する要素をこの公式に当てはめてみることで、突破口が開けるかもしれません。
強いキャラクターが弱くなる
例:強いはずのキャラクターが怪我や呪いで弱くなる。
とてもシンプルですが、これだけで状況が大きく変化して面白いエピソードが作れるはずです。
弱いキャラクターが強くなる
例:弱いと思われていたキャラクターが覚醒して強くなる。
定番ですが、面白い展開です。
敵対者が味方になる
味方が敵対者になる
いままで敵だった相手と(いろいろなことがあり)仲間になる。自分の意見に反対していた父親が折れて応援してくれるようになる。あるいは、徐々に不満がたまっていた仲間が主人公を妨害するようになる。
人間関係が大きく変化するので、この要素を使うと面白いドラマが作れるはずです。
キャラクターの心を壊す
キャラクターの壊れた心を修復する
頼れる仲間が衝撃的場面に出会って心が壊れて使い物にならなくなってしまう。優しかった恋人が自暴自棄になって豹変してしまう。あるいは、逆にそうなった仲間や恋人を立ち直らせる。
作者として鬼になって、あなたのプロットのキャラクターを思い浮かべて、一人一人心をへし折ってみましょう(笑)
それで面白くなりそうなら採用して、スカスカのプロットを大幅に補強しましょう。
これだけで一本物語が作れるような大きな要素です。もしかしたら、このアイディアを取り入れると元のプロットと全く違うお話に発展するかもしれません。それもまたおもしろい
キャラクターにトラウマを与える
キャラクターのトラウマを解決する
なんだか物語が軽すぎて、もうちょっと重くしたいと言うときに使える方法です。
キャラクターにトラウマを持たせて、終盤でそれを解消するという展開を入れるだけで感動的な話になります。
自分は軽い作品を作っているので、なかなか使う機会がありませんが・・・
敵(障害)をもっと強くする
どうも物語が盛り上がらないと言うときは、敵をもっと強くしてみましょう。
絶対に勝てなさそうな敵や障害を用意すると物語が劇的に面白くなります。
作者はだいたい自分が書きやすいように敵や障害を設定するときに手加減してしまいます。
しかし、敵や障害や弱いプロットはどうしても盛り上がらないし、読者側も「あーどうせ勝てるでしょう」と高をくくって見てしまいます。
「消えるわけがないだろ」という人が消える
プロットがありきたりになってしまうときは、大事なキャラクターを途中退場させてみるのもありです。
死んでもいいですし、なにかの事情で参加できなくなるのでもいいです。
読者が驚くし、物語がすごく不安定になるので読者の興味を引きます。
死んでいなければ終盤で舞い戻ってきて活躍させていい場面を作ることもできます。(二度おいしい)