大事なこと
一般作品で恋愛やエロはその過程を楽しむ物です。
エロの結果だけを見たければ、エロマンガとかエロアニメを見ればいいのであって、読者が求めているのはその結果ではなく過程が見たいから一般作品を見るのです。
なので、ゆっくり行きましょう。
1ステップ1ステップどころか、0.1ステップぐらいでいいくらいです。
過程一覧
1,顔を見ただけ
2,挨拶だけ出来る
3,少しだけ話せる
4,じっくり話せる
5,話題が一致する
6,一緒に行動する
7,デートする
8,告白する
9,キスする
10,身体に触れる
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99,お互いに気持ちを確かめ合う
→一般作品だとここが最高潮になってしまいます。
一般作品でこの先を描こうとすると「両親の反対」「嫌がらせ」などで障害を増やしていって、ステップを逆に戻していくしかありません。
100,エッチする
→実はここにもステップがたくさんあります。
普通の男女だとそのまま普通に終わってしまいますが、そもそも行為自体が難しい組み合わせだと(BLとか。体格差とか)ここにもステップがたくさんあり、そこも楽しめる過程になります。
この部分をじっくり描くと100%エロ作品になります。(さようなら一般作品)
・試みるが失敗する
・身体を徐々に慣らしていく
・その過程で痛み→快感を感じるようになる
・ついに受け入れる
かわいさの根源的な要素
恋愛・エロにおいて、かわいさは大事です。(そうでないジャンルもあるけど)
かわいさの表現は根本的には「庇護対象」ということです。
自立して放っておけばなんでも出来るキャラクターよりも、相手が面倒を見ないと危なっかしいキャラクターの方が可愛く見えます。
物理的に弱い
弱さを表現すると可愛くなります。
・腕や足が細い
・力が弱い
・体力が無い
・病気がち
・力が必要な場面で他人に頼る
精神的に弱い
精神的な弱さも可愛く見えます。
・気が弱い
・気が小さい
・自信が無い
微調整
物理的にも精神的にも弱くしてかわいいキャラクターを作ることも出来ますが、場合によっては「無能」と見なされてしまう可能性があります。
なので、弱さだけでは無く取り柄も作りましょう。
・物理的に弱いけど、精神的には強い → 相手の肉体的強さを感じたときにときめく
・物理的に強いけど、精神的に弱い → 強いのに褒められると弱い
・物理・精神の両方が弱いけど、頭がいい → 頭脳を使う仕事には優秀だが、それ以外がダメ
お願いさせる
かわいさを表現するキャラクターにはお願いをさせましょう。
普段自立しているキャラクターであっても、弱気になるときはあります。
そういうときに主人公にお願いさせることで、そのキャラクターをかわいく感じさせることが出来ます。
普段からお願いするキャラクター
普段から主人公にお願いしてくるキャラクターもよいです。
ただし横柄にお願いしてくると全くかわいくありません。
かわいくお願いするとか、申し訳なくお願いする方がよいです。
そして、ちゃんとお礼を言うこと。
弱気の時に主人公とふれあう
弱気の時に主人公を頼るのは非常に効果的です。
弱気:一時的に精神的に弱い状態(かわいい)になること。
「ぎゅっとしてください」「だめ……ですか?」
「横に居てください」
とかすると、主人公及び主人公視点の読者からかわいさを感じます。
気弱の時には思いっきり気弱にして、主人公にベタベタさせてしまいましょう。
あとで気分が戻ったときに元に戻せるので、結構やり過ぎても大丈夫です。
精神的弱さの表現
物理的な弱さは比較的描写しやすいですが、精神的な弱さはテクニックが必要なので、いろいろ列挙してみます。
新しい体験に戸惑う
新しい体験に戸惑うと無知の表現になり可愛くみえます。
特に読者が知っていることをそのキャラクターが知らないと、読者から見て可愛く見えます。
・こんなので感じるなんて
・え、そんなとこ
・そんなの無理
顔を赤らめる
照れ・恥ずかしさの感情が表に出ているという表現です。
感情が出ていないキャラクターを可愛いとは感じないので、感情がダダ漏れの表現は大切です。
顔を赤らめながらお礼を言うとかナイスです。
もじもじする
思ったことをはっきり口に出せずに、もじもじして上目遣いで見るなどすると可愛くなります。
相手に頼る
相手にいろいろ頼らせましょう。
いきなり頼ると人任せな印象になってしまうので、自分でやってみたけどダメで相手に任せるという流れがベターです。
さらに頼った後にお礼を言うとナイスです。
・高いところにあるものをとってもらう
・瓶の蓋を開けてもらう
・荷物を持ってもらう
単純
弱さとは違いますが、単純なのも可愛く見えます。
・褒められるとすぐに図に乗る
・怒られるとすぐにへこむ
嫉妬
主人公が他の女の子とイチャついているときに嫉妬していると、だいたい可愛くなります。
嫉妬で騒ぐヒロインよりも、嫉妬の感情を控えめに表現するヒロインの方が好まれやすいです。
しっかりタイプのヒロイン
しっかりタイプのヒロインは、精神的に強いので肉体的には弱くしましょう。
精神的にも肉体的にも強いと、ヒロインと言うより頼れる相方になります。
自分の身を犠牲にしようとする
肉体的には弱いので力で主人公を守ることが出来ません。
なので、自分の身を犠牲にして主人公を助けようとします。
・自分をおとりにして主人公を逃がそうとする
・盗賊が襲ってきたときに自分の身と引き換えに主人公を逃がす
etc
調教系
完全にエロになってしまいますが……
1,「相手にとって恥」かつ「主人公が快感を得る」行為を相手に強要する(強要する理由は何でもよし)
2,相手が悔しがりながらその行為を行い、無様な姿をみせる。(オプション:相手が悔しがる顔で主人公を見つめる)
※この段階では泣かない
3,その行為を繰り返すうちに、相手もその行為に快感を感じるようになるがそれを認めまいとする。また、快感に抵抗する。
4,快感を感じていることを主人公に指摘されて相手はそれを否定するが、快感を感じていることが明白になってしまう(相手側が心理的に敗北する)
※敗北したので相手は泣く
5,心理的に敗北した相手は抵抗できなくなり、主人公の言いなりになる。
6,相手が敗北を宣言する
7,相手が主人公が伝えたセリフを従順に宣言する「私は○○です」
※勝手に卑猥なセリフを言うのではなく、主人公の意図に沿って卑猥なセリフを言わせる。主人公の完全なコントロール下にあるというところが大事
8、相手が主人公を大好きになる
9,相手は主人公に行為をもっと要求する
男性読者が感情移入しやすい女性キャラ
恋愛となると主役が女性キャラになることも多いです。
しかし、女性キャラは男性読者にとっては感情移入しにくい対象になってしまいます。
「恋愛経験値を低くする」あるいは「男側に寄せる」ことで男性読者にも感情移入しやすいキャラクターにすることが出来ます。
恋愛経験値を低くする
・非モテキャラ
・恋愛をせず戦い一筋みたいなキャラ
男側に寄せる
・(究極)元男が魔法や病気で女になっちゃった女性キャラ
・男のように育てられた女性キャラ
・男っぽい趣味で女の子らしい趣味では無い女性キャラ
強気キャラの不安の描写
非積極的なヒロインに強気キャラが迫る構図は、安定して物語が作れます。
しかし、安定しすぎて物語が硬直してしまうことがあります。
そんなときに強気キャラの弱気な面を見せると、物語に変化が出ます。
強気キャラは余裕で全く揺るがないように読者に見えているので、そこに「実はこんな不安がある」という事をヒロインに吐露します。
「ヒロインに嫌われないか」「喜ばせられているか」「気持ちよくさせているか」について不安をぽろっと漏らします。
そうすることで、ヒロインの感情も動きますし、読者も内面を見た感覚になって盛り上がります。