WEB上で見られる小説を書く上で役に立つ資料をまとめました。
特に新人賞の選評で語られていることがすごく刺さりました。
新人賞の選評
このミステリーがすごい!の過去の選評のアーカイブです。
かなり心にグサグサくる言葉があります。
以下、自分が刺さった言葉。
「なにか過剰で破天荒な、自分でも予期しない展開の作品になってしまうような、自らを裸にしてしまった、強烈なエネルギーのこもった小説を書きさえすれば、即、受賞できるだろう。」
「わたしが評価するのは、まずは文章やドラマとしての完成度であり、これまで読んだことの無い内容であることだ」
「冒頭から話の骨格がみえづらく、何にピントを合わせて読めばいいのかも判然としない」
「リアリティの無い作品は、往々にして作者が作った設定や展開を優先する余り、細部に生まれる不都合を無視したりごまかしたりしている場合がほとんどである」
「コメディ系の作品は貴重だし」
↑ギャグ系の人として個人的にぐっと来ました(笑)
こちらもグサッとくる選評が多かったです。
このミステリーがすごい!もこの賞もミステリーですが、別に意味は無いです。
選評がWEBで大量に公開されているのが、この二つの賞だったと言うだけです。
「突拍子もない発想を生かすのはリアルな細部であり、作者の人間を洞察する視(め)に他ならない」
「登場人物の数が増える作品は、書き分けが大変難しい。」
↑あんまり大量に人物を出すのは、やはり鬼門
「今回の応募作を読んで、感じたことは、書き手の中で整理が付いていないということだった。」
↑無理矢理形だけ作った物は見抜かれる。
ここの新人賞の座談会はぶっちゃけた話がどんどん出るので、見ていて相当楽しいですw
下読みをしていた書評家のTwitterのまとめです。
個人的にぐっときたのは下記のこと。
「読者を『もてなそう』『楽しませよう』という態度が皆無だった」
↑これでは人に見せる作品としては駄目ですよね。改めて認識しなおしました。
「(人物を地の文で説明するのでは無く)誰かにその人を会わせて、親しくなったり、衝突したりする中で、どういう人間かを読者にわからせてほしいんですよ」
補足
その他、ラノベの選評も見たんですが、意外とバックナンバー少なかったりしてあまり参考に出来ず……。
いいサイトを見つけたら、また追記します。