ラノベには「現役高校生のラノベ作家」なんてキャラクターがよく出てきますが、どの程度現実的なのでしょうか。
実際の高校生の作家から考えてみます。
実際の高校生作家
ラノベ作家ではありませんが、本当に高校生の小説家がいますので、その人を例に考えてみます。
坪田侑也さんは15才でボイルドエッグス新人賞を受賞して、高校生で作家デビューをしています。
高校生作家の執筆歴
・小学校時代:図書委員の活動時間に小説を書いて過ごした。三年生の時から書いていたとのこと、
・中学校時代:夏休みの自由研究で三年間小説を書き続けた
ということで、デビューするまで6-7年は書き続けていたことになります。
高校生作家はどういう内容の作品を書いているのか
ラノベでは「現役高校生ラノベ作家」とか出てきますが、実際の高校生作家が書いているのはラノベでは無くミステリーです。
アイディアはスマホでメモをしているようです。
また、中学校の雰囲気・人間関係を小説の中で表現していると言うことで、自分がよく知っているモノを小説に入れているといえます。
中学生や高校生が普通の大人が書くのと同じようなもの書いていれば、経験値の差で不利になってしまいます。
中学生・高校生だからこそ書ける物を書いている。のがポイントだと思います。
個人的には「読みかけの本を二冊置いておいて、書く手が止まったら本を読む」というのが面白かったので、今度やってみようかなと思っています(笑)
まとめ
以前に中学生が小説家になるには? ちょっと考えてみたでも解説したとおり、「小説を書きはじめていきなりデビュー!」ということは無いようです。
鈴木るりかさんは小学生で賞を取って、そして中学生でデビュー。
今回の坪田侑也さんは小学生の時にすでに短編を書いていて、中学校の三年間小説を書き続け、それが受賞して、高校生になってデビュー。
まさに「ローマは一日にしてならず」という感じで、小学生くらいから活動していないと高校生デビューは難しいようですね。
そして、そのときの自分が一番よく分かる物を小説に入れることで、審査員から高評価されたのでしょう。
参考サイト:高校生小説家・坪田侑也君の執筆術 同級生から刺激、アイデアはスマホにメモ