小説自動生成AI「AIのべりすと」がすごすぎて震えた

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昔から小説の自動生成とかあるにはありました。

しかし、それは大変にしょぼい物でした。

ところが、ディープラーニングを使った「AIノベリスト」はすごすぎた!

目次

昔の小説自動生成

昔から、小説の自動生成についてはいろいろやられていました。

まずテンプレート文章の単語をランダムで置き換えるシステムです。

官能小説自動生成ソフト七度文庫」とかね。

これはきちんとした文章にはなるのですが、当然用意したテンプレートに縛られるので、結局同じような文章が生成され続けます。

 

もう一つはマルコフ連鎖という「Aという単語のあとにBという単語がくる確率が何パーセントか」という確率論で単語をつなげていくシステムです。

こちらは文法を無視して確率論でつなげていくだけなので、めちゃくちゃになります。

例えば自作の短編小説をマルコフ連鎖の文章生成システムに突っ込んでみると、こうなります。

一人暮らしの我が家に、久しぶりだなぁ。小学生のころ俺と一緒にテストの問題だが、この問題は……こんなのありか。
という。 しかし、教えるとなるとこれがゆとり教育の弊害か、突風で飛ばされた傘に追いついて忘れ物を渡す・生身で戦闘機とドッグ・ファイトして空を飛べるように、感心なことになりました。なんだこの算数のテスト用紙を俺には一分間に8 0 0 kmで吹き飛ばされたから、先生が調子に乗ったんやで! 俺は武井と熱い握手をかわした。

こんな感じでめちゃくちゃになります。
物語を生成すると言うよりも文章を単語に分解して入れ替えるという感じですからね。

小説の自動生成とはこんなものだという認識がずっとありました。

 

新次元の小説自動生成

AIのべりすとはディープラーニングで500GBのテキストコーパスを持っているという、もう化け物としか言いようがないシステムです。

そして、作られる物語のレベルも半端ないです。

なんだこれ!?
すごすぎる!!!

この「AIノベリスト」に以下の三行を与えました。

私は久しぶりに彼と出会った。
彼は私を見て笑って言った。
「一体何をしに来たのかな?」

そうしたら、こんな結果が返ってきました。(驚愕)

私は久しぶりに彼と出会った。
彼は私を見て笑って言った。
「一体何をしに来たのかな?」

その言葉に、私は答えた。
「……あなたを殺しに」
彼は驚いた顔をした。
そして、すぐにまた笑った。
「君が?僕を?」
「えぇ、そうよ」
「それは困るなぁ……せっかくここまで来たんだから、少し遊んでいってよ」
「嫌だわ。だって、あなたのこと嫌いだもの」
私がそう言うと、彼はますます面白そうな顔で笑った。
「君は面白いことを言うね。嫌いなのに殺しに来るなんて」「…………」
「じゃあ、こうしようか。今から10秒あげるから、その間にここから逃げるといい。僕は追わない。どうだい?」
私は彼の提案に首を振った。
「いいえ、私はここに残るわ。だってあなたは私のことを殺さないでしょう?」「どうしてそう思うんだい?」
「だって、殺すならわざわざこんな回りくどい方法を取らなくてもいいはずだもの。あなたなら簡単にできたはずよ。それこそ、あの時みたいに」
彼がこの国にやってきた日のことを思い出して言った。

まず、文法が破綻していない!
そして、文脈が破綻していない!

物語としてみるとオカシイ部分はあります。

「私」が彼を殺そうとしているのに、なんで彼が「逃げるといい」と言うのか。

「私」が彼を殺そうしていた話なのに、途中で彼が「私」を殺す話に変わっている。

 

しかし、それを考えても、あまりに小説っぽいです。

自分が生きているうちにこんなことができるようになるとは思わなかった!

すげぇ! 本当に完敗!

作った人すごすぎる!

先が気になってしまうような物語ができてしまう……!!

これは物書きにとって本当に恐ろしいことです。

ちょっとこのAI優秀すぎる。

 

存在しない小説を生成してみる

あまりの高性能さに驚いて、さらに試してみることにしました。

何年も前から書こうかなぁと思いつつ全然書けてない話の冒頭を、突貫工事で書いてみました。

これです↓

 隣の家には誰も住んでいない。
 元はおしゃれだったのだろうと推測できる洋風の家だ。
 なぜ推測かというと、今は荒れ果てていて庭は草はボウボウ、洋風の家の壁もなんとなくすすけていて、半ば自然に還ろうとしているからだ。
 隣の家が自然に還るのは勝手だけど、我が家まで一緒に巻き込むのは止めて欲しい。
 お母さんは「ほんと家主はなにをやっているのかしら! いくら住んでいなくても草刈りくらいしてくれないと困るじゃ無いの!」と毎年の春と夏と秋に怒っている。
 つまり、冬以外はずっと怒っている。
 私とお母さんは毎年、隣の家の庭から侵入してくる草と木の枝と戦っている。
 私が「もうさぁ、あっちの庭に除草剤とか撒こうよ」と言ったことがあるが、「他人の敷地だからそういうことはできないのよ。それにしても、どうして放っておくのかしら! 迷惑しているってわからないのかしら! あぁ、いつか持ち主が来たらネチネチと嫌みを言ってやる!」とお母さんはもっと激怒した。
 そんなに怒るなら除草剤を撒けばいいのに。どうせ放っておいているんだから、私たちがなにをやってもいいんじゃない?と思ったけど、ダメなんだって。
 大人の言うことはよくわからない。

 そんな隣の家からある日「なにこの草! うそぉ!」という女の人の声が聞こえてきた。

 

これをAIのべりすとに突っ込めば、理論上、自分の代わりに小説を書いてくれるはずです!

いざ!

もしかしたら、自分で書かなくてよくなる!?

試してみたら、隣家が燃えた!!

なぜそうなる!!

以下、自動生成された文章。

 隣の家には誰も住んでいない。
 元はおしゃれだったのだろうと推測できる洋風の家だ。
 なぜ推測かというと、今は荒れ果てていて庭は草はボウボウ、洋風の家の壁もなんとなくすすけていて、半ば自然に還ろうとしているからだ。
 隣の家が自然に還るのは勝手だけど、我が家まで一緒に巻き込むのは止めて欲しい。
 お母さんは「ほんと家主はなにをやっているのかしら! いくら住んでいなくても草刈りくらいしてくれないと困るじゃ無いの!」と毎年の春と夏と秋に怒っている。
 つまり、冬以外はずっと怒っている。
 私とお母さんは毎年、隣の家の庭から侵入してくる草と木の枝と戦っている。
 私が「もうさぁ、あっちの庭に除草剤とか撒こうよ」と言ったことがあるが、「他人の敷地だからそういうことはできないのよ。それにしても、どうして放っておくのかしら! 迷惑しているってわからないのかしら! あぁ、いつか持ち主が来たらネチネチと嫌みを言ってやる!」とお母さんはもっと激怒した。
 そんなに怒るなら除草剤を撒けばいいのに。どうせ放っておいているんだから、私たちがなにをやってもいいんじゃない?と思ったけど、ダメなんだって。
 大人の言うことはよくわからない。

 そんな隣の家からある日「なにこの草! うそぉ!」という女の人の声が聞こえてきた。私はびっくりして窓の外を見た。
すると隣家の玄関先に見たことも無いような大きな花が咲いていた。
それは紫色でとても綺麗だったけれど、茎は細くて今にも折れそうで、葉っぱも大きくて……まるでお化けみたいだと私は思った。「これなに?」
思わずつぶやくと、私の横にいた友達が答えた。
「紫陽花じゃない? ほら、あの青い花のところ」
「えぇ!? これが紫陽花!?」
確かに言われてみると、青い花は紫陽花と同じ形をしていた。でも色が全然違う。こんな色をしているなんて知らなかった。
「ねぇ、ちょっと入って見てこようか」
「うん」
私たちはこっそり家を抜け出して、隣の家に忍び込んだ。
そして、その不思議な紫陽花を見に行った。
その日以来、私たちは時々その家に行って紫陽花を見るようになった。
お母さんには内緒にしている。
紫陽花は相変わらず枯れそうな様子だったが、なぜかいつも元気いっぱいの花びらをしていて不思議だった。
そんなある日のこと、突然、隣家で火事が起こった。
火はすぐに消し止められたが、家は全焼してしまったらしい。
お母さんは怒り狂っていた。「いったいなにがあったっていうのよ! まったく! もう!」と近所中に聞こえる声で怒鳴り散らしていた。
近所の人たちも「まぁ怖い」とひそひそ話していた。
放火魔がいるんじゃないかという噂が流れていたが、犯人は結局捕まらなかった。
それからしばらく経って、隣家の庭にあった紫陽花が無くなっていることに気がついた。
燃えてしまったのだろうか。それとも誰かが持って行ったんだろうか。
「ねぇ、知ってる? 紫陽花って土によって咲く色が変わるんだって」
「へー」
「青だけじゃなくてね、赤や黄色にもなるんだよ。すごいよね」
「ふぅん」
「興味なさそうだね」

「そんなある日のこと、突然、隣家で火事が起こった。
火はすぐに消し止められたが、家は全焼してしまったらしい。」

ってどういうこと!?

いきなり隣の家が燃えているんですが!?

それじゃ話が始まらないよ!

そして、なぜか「紫陽花」の話がずっと続きます(汗;

これは自分が欲しかった物語じゃ無い!

 

存在しない小説を生成してみる PART2

そこで、冒頭の文章をもう少し書いて、そこから物語を生成してみることにしました。

今度は火事は起こらないでくれ!!

以下、元の文章↓

 隣の家には誰も住んでいない。
 元はおしゃれだったのだろうと推測できる洋風の家だ。
 なぜ推測かというと、今は荒れ果てていて庭は草はボウボウ、洋風の家の壁もなんとなくすすけていて、半ば自然に還ろうとしているからだ。
 隣の家が自然に還るのは勝手だけど、我が家まで一緒に巻き込むのは止めて欲しい。
 お母さんは「ほんと家主はなにをやっているのかしら! いくら住んでいなくても草刈りくらいしてくれないと困るじゃ無いの!」と毎年の春と夏と秋に怒っている。
 つまり、冬以外はずっと怒っている。
 私とお母さんは毎年、隣の家の庭から侵入してくる草と木の枝と戦っている。
 私が「もうさぁ、あっちの庭に除草剤とか撒こうよ」と言ったことがあるが、「他人の敷地だからそういうことはできないのよ。それにしても、どうして放っておくのかしら! 迷惑しているってわからないのかしら! あぁ、いつか持ち主が来たらネチネチと嫌みを言ってやる!」とお母さんはもっと激怒した。
 そんなに怒るなら除草剤を撒けばいいのに。どうせ放っておいているんだから、私たちがなにをやってもいいんじゃない?と思ったけど、ダメなんだって。
 大人の言うことはよくわからない。

 そんな隣の家からある日「なにこの草! うそぉ!」という女の人の声が聞こえてきた。
 私が知る限り、隣のの家には誰も来たことが無い。
 きっと家の持ち主が来たんだと思って、私は庭に飛び出して木の柵ごしに隣の家の庭を見た。
 そこで草に行く手を阻まれて「ひぃ! 家までたどり着けないよぉっ。なにこれっ」と悲鳴をあげているのは、若い女の人だった。
 若いと言っても私よりは年上だ。きっと、二十歳とかそれくらいだと思う。
 本当に二十歳かは分からない。
 この前、お母さんの友達に「何歳に見える?」と聞かれて、「五十歳くらい」と答えたらとても不機嫌な顔をされたから、私の年齢を当てる能力はあまり高くないらしい。
 その女の人は長い黒髪で、真っ白なワンピースを着ていたから、白と黒のコントラスト?というものがとても綺麗だなって思った。
 顔もとっても美人で、とても育ちが良さそうだった。
 育ちがいいってどういうことかよくわからないけど、きっとそういう言葉が似合うと思う。
 とにかく、すっごく美人だった。
 今まで見たことがないくらいに美人。
 お金持ちのお嬢様なのかな?

これを元にして、AIのべりすとで自動生成をしてみます。

 隣の家には誰も住んでいない。
 元はおしゃれだったのだろうと推測できる洋風の家だ。
 なぜ推測かというと、今は荒れ果てていて庭は草はボウボウ、洋風の家の壁もなんとなくすすけていて、半ば自然に還ろうとしているからだ。
 隣の家が自然に還るのは勝手だけど、我が家まで一緒に巻き込むのは止めて欲しい。
 お母さんは「ほんと家主はなにをやっているのかしら! いくら住んでいなくても草刈りくらいしてくれないと困るじゃ無いの!」と毎年の春と夏と秋に怒っている。
 つまり、冬以外はずっと怒っている。
 私とお母さんは毎年、隣の家の庭から侵入してくる草と木の枝と戦っている。
 私が「もうさぁ、あっちの庭に除草剤とか撒こうよ」と言ったことがあるが、「他人の敷地だからそういうことはできないのよ。それにしても、どうして放っておくのかしら! 迷惑しているってわからないのかしら! あぁ、いつか持ち主が来たらネチネチと嫌みを言ってやる!」とお母さんはもっと激怒した。
 そんなに怒るなら除草剤を撒けばいいのに。どうせ放っておいているんだから、私たちがなにをやってもいいんじゃない?と思ったけど、ダメなんだって。
 大人の言うことはよくわからない。

 そんな隣の家からある日「なにこの草! うそぉ!」という女の人の声が聞こえてきた。
 私が知る限り、隣のの家には誰も来たことが無い。
 きっと家の持ち主が来たんだと思って、私は庭に飛び出して木の柵ごしに隣の家の庭を見た。
 そこで草に行く手を阻まれて「ひぃ! 家までたどり着けないよぉっ。なにこれっ」と悲鳴をあげているのは、若い女の人だった。
 若いと言っても私よりは年上だ。きっと、二十歳とかそれくらいだと思う。
 本当に二十歳かは分からない。
 この前、お母さんの友達に「何歳に見える?」と聞かれて、「五十歳くらい」と答えたらとても不機嫌な顔をされたから、私の年齢を当てる能力はあまり高くないらしい。
 その女の人は長い黒髪で、真っ白なワンピースを着ていたから、白と黒のコントラスト?というものがとても綺麗だなって思った。
 顔もとっても美人で、とても育ちが良さそうだった。
 育ちがいいってどういうことかよくわからないけど、きっとそういう言葉が似合うと思う。
 とにかく、すっごく美人だった。
 今まで見たことがないくらいに美人。
 お金持ちのお嬢様なのかな?
 でも、そんな綺麗な女の人が情けない声を出していて、私は盛大に吹き出してしまった。だって、あんなに綺麗なのに、こんなに雑草に負けちゃっているんだよ? すごく面白いじゃん。
私が笑ったことで気付いたのか、その人もこちらを見て「あら、あなたは……」と言いながら近づいてきた。
私は慌てて木陰に隠れたが、遅かったようだ。「こんにちは」
「こ……こんにちは」
「えっと、あなたはこの辺りに住んでいる子かしら?」
「うん。あのね、うちの裏にある庭にも変な草が生えてるの。それもいっぱい。すごいよ」
「まぁ……。それは大変ねぇ」
「そうなの。だから、うちに遊びに来ても良いよ。お母さんが許してくれたらだけど」
「ありがとう。でも、今日は遠慮しておくわ。また今度、機会があったらお願いするわね」
「わかったー。待ってるね!」
私が手を振ると、彼女は笑顔で振り返して去っていった。
私はしばらく彼女の後ろ姿を見つめていた。
あれだけ立派な家の人なんだもん。やっぱりどこかの社長令嬢なのかな? それとも社長夫人? なんて考えつつ家に帰ると、お母さんがニコニコしながら待っていた。
どうしたんだろうと思いながらも、お母さんの向かい側に座ると、お母さんが言った。
「隣の家に誰か引っ越してくることになったのよ。それで、あんたも挨拶に行きなさい」
「えぇ~!? 私、あの人に嫌われたくないんだけど!」
「どうして?」
「どうしてって……そりゃあ、知らないおばさんに『私に近寄らないで』って言われたら悲しいじゃん! 私、まだ五歳だよ?そんなの耐えられないよ!」
お母さんは目をパチクリさせて私を見たあと、「大丈夫よ。そんなことを言うような人じゃないから」と優しく頭を撫でてくれた。
でも私には分かる。絶対、言う。
だって、私のことを汚いものを見る目で見ていたんだから。だから、私は絶対に行かないと心に決めた。
お母さんは困っていたけれど、私の意思は固かった。
そして一週間後、隣の家からは男の人がやってきた。
彼は四十代前半くらいの優しそうなおじさんだった。
私を見ると、ニッコリ笑って頭を下げた。
「初めまして。隣に越してきた者です。これからよろしくお願いしますね」
その人は、とても優しい声でそう言ってくれた。
お母さんは彼に何度もお礼を言っていたが、私は彼から視線をそらし続けた。
それから数ヶ月経ち、季節が夏になった頃、彼が家に来た。
理由は分からないけど、彼は毎日のように我が家へ来て、お母さんと話し込んでいた。
私はその光景を見ながら思った。
お母さん、騙されているんじゃないかな? この人きっと詐欺師だよね? だって、あんなに楽しそうだもん。
私は不安になりながら二人の会話を聞いていると、突然彼の声が聞こえなくなった。
どうやら、私の心配は的中していたようだ。
私は急いで二人の元へ駆け寄ると、そこには泣き崩れるお母さんと彼を睨みつける私がいた。
お母さんは泣いていたが、それでも必死に口を動かしている。
きっと、私に訴えかけているんだ。
「この人は詐欺師よ。気をつけて」と。
だがしかし、残念なことに当時の私はまだ五歳だったのだ。
いくら訴えかけられても意味はない。
それに、私が大人しく引き下がるわけがなかった。
「お母さんから離れろ!」
私は叫ぶと同時に、持っていたコップを投げつけた。
もちろん、中身は空っぽである。
すると、運良く(?)彼の頭に直撃した。
お母さんはそれを見て、「やった!」と思ったのだろう。嬉しそうに私の肩を抱いた。
しかし、それは大きな間違いだ。
なぜなら、私はちゃんと中身が入っていたら投げるつもりだったからだ。
つまり、これはラッキーパンチ。彼は驚いた顔をしていたが、すぐに笑い始めた。
「あっはっは! はぁー、面白い。まさか、いきなり攻撃されるなんて思わなかったな」
「……」
私は唖然とした顔で彼を見た。
今の一撃を受けて笑える人間がいるとは思ってもいなかったから。でも、次の瞬間に感じたのは恐怖だった。
「お前は俺が怖くないのか?」
「こ、怖い……?」
「俺は男で、力もある。しかも、今は酔っているからさらに強いぞ」
「……ッ!」確かにその通りだ。
でも、私は負けじと言い返した。
「わ、私は女の子だもん! か弱い女なんだから、当然じゃん!」
「ふぅん?」
「そっちこそ、そんなに強いなら証拠を見せてみなよ! ほら、殴ってみてよ!」
「……」
彼は黙ったままじっと私を見下ろしていた。
私はドキドキしながら彼の言葉を待ったが、結局何も言わずに彼は帰っていった。
私はホッとした。
これでもう安心だと。
でも、お母さんは違ったみたい。
数日後、私にこう言ったんだ。
「あの人は悪い人なの。だから近づいちゃダメよ」と。
私は納得できなかった。
だって、私はあんなにも優しい笑顔を見たことがない。
いつもお母さんに向けられていた優しい微笑み。あんなに素敵な人を悪く言われたくないと思っていた。
だから私は言い返そうとしたが、お母さんの方が早かった。
「良い? ただでさえ危ない世の中なのよ。もしものことが合ったらと……、想像出来るでしょう? もし、あの人があなたを傷つけるようなことがあれば私が許さないから。でも、今は何も出来ないの。だから、お願いよ」
「……わかった」
私は渋々うなずいた。
お母さんはそんな私を抱きしめて、頭を撫でてくれた。
そして、彼は本当に悪い人だったらしい。ある日、家に警察が来た。
何でも、彼は悪質な詐欺師だったらしく、何人もの人からお金を巻き上げていたというのだ。
私はショックを受けた。
どうして? こんなに優しそうな人なのに……。
警察はお母さんに何か話しかけていたが、何を言っているのかさっぱり分からなかった。

 

もうね、びっくらこきましたよ。

特に最初は完璧です。

でも、そんな綺麗な女の人が情けない声を出していて、私は盛大に吹き出してしまった。だって、あんなに綺麗なのに、こんなに雑草に負けちゃっているんだよ? すごく面白いじゃん。
私が笑ったことで気付いたのか、その人もこちらを見て「あら、あなたは……」と言いながら近づいてきた。
私は慌てて木陰に隠れたが、遅かったようだ。

ここ、自動生成のはずなのに自分で書いたかと思うほど自然です。

ちょっとすごすぎる。

しかし、ここからだんだんと不穏な空気になっていきます。

「こんにちは」
「こ……こんにちは」
「えっと、あなたはこの辺りに住んでいる子かしら?」
「うん。あのね、うちの裏にある庭にも変な草が生えてるの。それもいっぱい。すごいよ」

変な草ってなに!?

「まぁ……。それは大変ねぇ」
「そうなの。だから、うちに遊びに来ても良いよ。お母さんが許してくれたらだけど」
「ありがとう。でも、今日は遠慮しておくわ。また今度、機会があったらお願いするわね」
「わかったー。待ってるね!」
私が手を振ると、彼女は笑顔で振り返して去っていった。

あれ!? 女の人が去って行っちゃった!

いや、隣に住み始める予定だったんですけど!?

どこへ行くんだ、おーい!!

「隣の家に誰か引っ越してくることになったのよ。それで、あんたも挨拶に行きなさい」
「えぇ~!? 私、あの人に嫌われたくないんだけど!」
「どうして?」
「どうしてって……そりゃあ、知らないおばさんに『私に近寄らないで』って言われたら悲しいじゃん! 私、まだ五歳だよ?そんなの耐えられないよ!」

え、五歳!?

いや、そこまで低年齢な設定じゃ無いんだけど!

それに、若い女の人をおばさん呼ばわりは酷いぞ!

お母さんは目をパチクリさせて私を見たあと、「大丈夫よ。そんなことを言うような人じゃないから」と優しく頭を撫でてくれた。
でも私には分かる。絶対、言う。
だって、私のことを汚いものを見る目で見ていたんだから。だから、私は絶対に行かないと心に決めた。
お母さんは困っていたけれど、私の意思は固かった。

いや、そんな悪い人じゃ無いんだけど……。

AIのべりすとさんは、綺麗な女の人を「汚い物を見る目で主人公を見るキャラ」にしたいらしいです。

えええ。

そして一週間後、隣の家からは男の人がやってきた。
彼は四十代前半くらいの優しそうなおじさんだった。
私を見ると、ニッコリ笑って頭を下げた。
「初めまして。隣に越してきた者です。これからよろしくお願いしますね」
その人は、とても優しい声でそう言ってくれた。

ここで突然、男の人が登場します。

そして、先ほどの「綺麗な女の人」が完全に消失します。

この辺りから完全に違う話になっていきます。

理由は分からないけど、彼は毎日のように我が家へ来て、お母さんと話し込んでいた。
私はその光景を見ながら思った。
お母さん、騙されているんじゃないかな? この人きっと詐欺師だよね? だって、あんなに楽しそうだもん。

なんと、男の人は詐欺師のようです。

詐欺師だよね?→あんなに楽しそうだもん

の論理飛躍がすごすぎてついて行けません。

楽しそうに話すと詐欺師認定されてしまうようです。

「この人は詐欺師よ。気をつけて」と。
だがしかし、残念なことに当時の私はまだ五歳だったのだ。
いくら訴えかけられても意味はない。
それに、私が大人しく引き下がるわけがなかった。
「お母さんから離れろ!」
私は叫ぶと同時に、持っていたコップを投げつけた。
もちろん、中身は空っぽである。
すると、運良く(?)彼の頭に直撃した。

完全に詐欺師認定されました。

そして、唐突に戦いが始まりました。

ナニコレ!?

元の話はどこに行った!?

「あっはっは! はぁー、面白い。まさか、いきなり攻撃されるなんて思わなかったな」
「……」
私は唖然とした顔で彼を見た。
今の一撃を受けて笑える人間がいるとは思ってもいなかったから。でも、次の瞬間に感じたのは恐怖だった。
「お前は俺が怖くないのか?」

一撃を受けて笑えるとか、なんのバトルですか?

どんどん違う方に話が流れていきます。

でも、お母さんは違ったみたい。
数日後、私にこう言ったんだ。
「あの人は悪い人なの。だから近づいちゃダメよ」と。
私は納得できなかった。
だって、私はあんなにも優しい笑顔を見たことがない。
いつもお母さんに向けられていた優しい微笑み。あんなに素敵な人を悪く言われたくないと思っていた。

え? コップを投げつけるバトルをしておいて、「優しい微笑み」とか「素敵な人」とか言われても、納得できないのですが……

こういう人間なら書かない展開はさすがに機械感を感じます。

それにしても、ほんと文法が破綻しないのがすごすぎます。

どうなってるんでしょう。

そして、彼は本当に悪い人だったらしい。ある日、家に警察が来た。
何でも、彼は悪質な詐欺師だったらしく、何人もの人からお金を巻き上げていたというのだ。
私はショックを受けた。
どうして? こんなに優しそうな人なのに……。
警察はお母さんに何か話しかけていたが、何を言っているのかさっぱり分からなかった。

はい、完全に詐欺師の話となりました。

そしてなんと警察に捕まったようです。

隣の家の話も綺麗な女の人も完全に消え失せました(汗;

 

感想

はっきりいって、AIのべりすとはすごすぎました。

創作に詰まったときは自分の作品を突っ込んで打開策を探すことが出来そうです。

ほんとすごいわ・・・

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