参考資料

アマチュア小説家が買って良かった物リスト

プロ作家ならとにかくアマチュア小説家の買った物リストなんて興味ない?

と思うかも知れませんが、これらはスキルに関係なくあった方がいいものなので、お金がある人は是非とも買ってください。

 

長文に向いたキーボード

ちなみに私はこの文章をR2TL-US3-IVというキーボードで打っています。

なんと二万円くらいするキーボードです。Realforceと呼ばれるキーボードです。

「ふぁ!? キーボードなんて二千円買えるじゃん!」と思う人がほとんどだと思いますが、大量に文章を打つ人ほどキーボードにこだわるべきです。

なぜなら、腱鞘炎になるから。打っているうちに指が動かなくなるから。

ちなみに今使用しているのはALL30gという打鍵感がものすごく軽いキーボードです。

指の疲れを最小限に抑えることが出来るので、これが無いと長文の小説は書けません。

今だと下の機種が現行機種です。(新機種は自分の世代より高くなってる)

ちなみに指が強い人ならやっっっっすいキーボードでもOKかもしれませんが、「ずっと文章を打っていると疲れるんだよねぇ」という人は絶対にキーボードは変えた方がいいです。

スマホと違って相当長い間使えるので、高くても普通に元は取れます。

打鍵力の強い人は、RealforceのAll45gか変荷重でいいと思いますが、打鍵力の弱い人は上記のAll30gの製品をおすすめします。

このキーボードはキーを最後まで押し込む前に認識されるので、触った瞬間に文字が画面に出ているという新次元の感覚を味わえます。

嘘では無く本当に文章を書くのが早くなったので、Realforceは文章を書こうとする人には絶対にお勧めします。

なお、白と黒がありますが、塗装のせいで指触りがかなり変わってしまうので、個人的には白の方が好みです。白の方が印字されている文字も読みやすいです。

 

リストレスト

結構長い間、キーボードをそのまま打っていたのですが、手をキーボードの上に浮かせるために手首や肩が非常に疲れました。

そのときに、リストレスト・パームレストというものを知ったのですが、いろいろ買っても駄目で捨てることを繰り返していました。

・滑りが悪い:キーボードを打つときに手を左右に動かします。そのときにリストレストで引っかかってしまうと、スムーズにキーボードを打てません。

・柔らかすぎる:手首がリストレストに沈み込んでしまうと、左右に動かすときの障害になる。

・肌触りが悪い:ずっと手に触れているモノですから、肌触りは大事です。

そんな中でようやく見つけたのがこのサンワサプライのリストレストです。

実は自分で見つけたわけでは無く、ライター業をしている知り合いから教えてもらった製品です。

 

リストレストとしてはそこそこの値段ですが、

・45cmと長くフルサイズキーボードでも対応できる

・肌触りがいい

・きちんとした強度があり、手のひらが沈み込まない

・滑りが良く手がスムーズに左右に動く

と全く文句がありません。

 

ちなみに、Realforceの前にこんな風において使っています。

さらに高さ調整のためにこのリストレストの下に薄い木を置いてあります。

 

キーストロークが深いノートパソコン

メインの執筆環境はデスクトップPC&Realforceですが、コワーキングスペースなどでノートPCで作業しているときも多いです。

ところがノートパソコンとなると、キーボードを変更することが出来ませんから、キーボードを良く吟味して選ばないといけません。

いろいろ調べて試行錯誤してきたのですが、とにかくキーストロークが浅いキーボードは疲れるし指も痛くなります。

キーストロークとは、キーを押したときにどの程度動くかということです。

これが浅いと、板を叩いているような感触になって指に大きく負担がかかります。

特に薄型のノートパソコンはキーボードの厚みも取れないので、キータッチが非常に悪くなります。

目安としてキーストロークが2mm以上ある製品と選ぶと無難です。

15インチモデル:事務所で据え置きで使われることを想定しているので、見た目は野暮ったいけどキーストロークが深くて打ちやすいモノが多いです。個人的には富士通はかなりいいと感じています。

12インチ前後のモバイルPC:持ち運ぶことを考えると、このサイズのPCを選びたいところですが、薄さ重視でキーストロークが1.2mm~1.8mm程度のモノが多く、長文には向きません。唯一使えるのはキーストロークが2mmあるレッツノートだけです。

 

昇降式テーブル

最近買ったのですが、非常にいいです。

普通の机を買ってくると、高さの微調整がききません。

長時間キーボードを打っていると分かるのですが、「あと1cm下げたい」とか「あと1cm上げたい」といった微調整がしたくなります。

その1cmが肩の疲れに大きく影響するんです。

上げる方向はキーボードの下に何かを置くとかで調整できますが、下げることは不可能です。

昇降式のテーブルだと上げることも下げることも自由で非常に楽です。

もっと早く買っておけば良かった!!!

 

ちなみに、これを買いました。

3万円前後と昇降式にしては非常に安く、評判も悪くなく、そして70cm以下まで下げることができます。

昇降式でも最低が70cm以上の物があり、そうするとキーボード作業には高すぎます。

ちなみにカタログスペックでは最低60cmと書かれていますが、実際は62cm程度でした(笑)

ま、ここまで下げられれば文句はありません。そもそも安いし。

 

>>面白い小説の書き方TOPへ

小説執筆に役立つWEBサイト

WEB上で見られる小説を書く上で役に立つ資料をまとめました。

特に新人賞の選評で語られていることがすごく刺さりました。

 

 

新人賞の選評

『このミステリーがすごい!』大賞の過去アーカイブ 

このミステリーがすごい!の過去の選評のアーカイブです。

かなり心にグサグサくる言葉があります。

以下、自分が刺さった言葉。

 

「なにか過剰で破天荒な、自分でも予期しない展開の作品になってしまうような、自らを裸にしてしまった、強烈なエネルギーのこもった小説を書きさえすれば、即、受賞できるだろう。」

 

「わたしが評価するのは、まずは文章やドラマとしての完成度であり、これまで読んだことの無い内容であることだ」

 

「冒頭から話の骨格がみえづらく、何にピントを合わせて読めばいいのかも判然としない

 

「リアリティの無い作品は、往々にして作者が作った設定や展開を優先する余り、細部に生まれる不都合を無視したりごまかしたりしている場合がほとんどである」

 

コメディ系の作品は貴重だし

↑ギャグ系の人として個人的にぐっと来ました(笑)

 

 

日本ミステリー文学大賞新人賞の選評

こちらもグサッとくる選評が多かったです。

このミステリーがすごい!もこの賞もミステリーですが、別に意味は無いです。

選評がWEBで大量に公開されているのが、この二つの賞だったと言うだけです。

 

突拍子もない発想を生かすのはリアルな細部であり、作者の人間を洞察する視(め)に他ならない」

 

登場人物の数が増える作品は、書き分けが大変難しい。

↑あんまり大量に人物を出すのは、やはり鬼門

 

「今回の応募作を読んで、感じたことは、書き手の中で整理が付いていないということだった。」

↑無理矢理形だけ作った物は見抜かれる。

 

星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会

ここの新人賞の座談会はぶっちゃけた話がどんどん出るので、見ていて相当楽しいですw

 

 

書評家が下読みで感じた「応募小説の問題点」

下読みをしていた書評家のTwitterのまとめです。

個人的にぐっときたのは下記のこと。

 

「読者を『もてなそう』『楽しませよう』という態度が皆無だった」

↑これでは人に見せる作品としては駄目ですよね。改めて認識しなおしました。

 

「(人物を地の文で説明するのでは無く)誰かにその人を会わせて、親しくなったり、衝突したりする中で、どういう人間かを読者にわからせてほしいんですよ」

 

補足

その他、ラノベの選評も見たんですが、意外とバックナンバー少なかったりしてあまり参考に出来ず……。

いいサイトを見つけたら、また追記します。

 

>>面白い小説の書き方TOPへ